OmmWriterを使ってみる

 エディタを画面全部に表示させ、余計なものを表示させず文章入力に集中させるソフトがいくつかある。
 OmmWriterはその一つで、穏やかな画面、バックミュージック、打鍵音が準備されており、入力することにのみ集中することができるようになっていると聞いていた。
 以前ブクマしていた記事を振り返ることがあり、Macも買ってたからちょっと見てみるかとAppStoreをみたところ、ちょうど期間限定で値下げされているじゃないか。開発者のサイトに無料版もあったけど、ここまで安くなってるなら買い時に違いないと、購入してみた。
 現在この文章はOmmWriterにて入力している。スタバでドヤ顔しながらやるべきなんだろうけど、金欠なんでマックのLサイズ100円を利用している。こんな場所でMacbookAirを開くとドヤ顔以前に邪魔になってるんじゃなかろうかと不安になりながら、ソフトを立ち上げてみた。ちなみに昼時は外したと思っていたんだけど、夏休みで早めに終わった高校生たちがひしめいている。
 そんな環境の中でイヤホンしながら入力しているんだけど、こいつはいいとしか言いようがない。流れる音楽はうるさくなくいい具合で流れてるんだけど、これが周囲の雑音をほぼ打ち消して気にならない程度にしてくれるし、画面には自分の入力した文字とカーソルのみが表示され、とにかく集中して入力作業に没頭できるようになってる。
 最近長文作成なんて行わず、1行書いて終了ということが多かったのに、このソフトについてずっと感想を書き続けている。OmmWriter以外にもいくつかあるが、この分野のソフトが人気のある理由がよく分かった。
 このソフトの設定でできることは、5種類。画面右側にカーソルを移動させると、設定項目のアイコンがでてくる。上から、「フォント」、「フォントのサイズ」、「背景の色」、「バックミュージック」、「打鍵音」の順に並んでおり、変更することができる。
 この内容を入力するために設定項目を確認してたら、色々と変更して中身を確認しようとしてしまう。これは集中が妨げられる。
 設定アイコンの一番したに、ファイルの保存がある。驚いたことにテキストとして保存するだけじゃなく、PDFやRTFとしても保存できるらしい。日本語PDFも問題ないのだろうか?確認してみるべきだろうが、文章作成を優先したくもあり、PDFで保存して確認するために切り替えるのももったいないと思ってしまう。
 かといって、確認しないのも意味がないので切り替えて確認してみた。上の行までの段階でPDFにて保存したが、問題なく表示されている。
 しかしながら、アプリを切り替えてFinderに戻した瞬間、バックミュージックがなくなり、なんだか寂しくもなった。
 これはほんとに文章入力のために特化したすばらしいソフトだといえる。
 トラックパッドに触るとマウスポインタが表示され、設定用のアイコンとともに、文章の表示範囲も表示される。これをドラッグすることで、文章の画面内配置変更や、サイズを変更できる。テキスト保存するなら、問題ないだろうけど、PDFとして保存したら、レイアウトも変わるのだろう。
 表示範囲を変更してPDFを2つ作成してみたが、やはりそれにあわせてレイアウトも変更された。この機能は地味に便利かもしれない。
 文章を入力するのには非常に適したアプリなのは間違いないが、それだけではちょっと寂しいと思うのもある。どうせならもっと便利に使いたい。
 マークアップ文書としてのmarkdwonか reStructuredtextの書式で入力できるようになったら、文章だけでなくレイアウトまで考えた文書を作成できるような気がする。最初はチートシートを準備してみるのもいいかもしれない。
 あとは頻出する語句があるなら、スニペット機能をもったソフトを組み合わせてみたらもっと面白い環境になるだろう。
 文章入力はOmmWriter、編集はVimと使い分けていけば、自分用にカスタマイズされた環境がどんどんできあがっていきそうだ。
 久々に環境構築するのが楽しみになってきた。

ほんとにこのソフトはいい。