USBでvimとpython持ち運び
これまでは、macもwindowsでも同じ環境ができるようにとgitでコンフィグを管理して、macとwinで場合分けしてvimrcを作成していたけど、windowsをメインで使う職場でネット環境が思いっ切り制限された……
セキュリティ上しょーがないとはいえ、USBメモリがおめこぼしされているだけでも良しとしないといけないかな。
そこで環境をがっつり変えることにした。
やったこと
- vimはKaoriya版でzipで取得
https://www.kaoriya.net/blog/2016/04/09/
- PythonはAnacondaの簡易版minikondaを使用
https://conda.io/miniconda.html
どちらも32bit版を使用
一つフォルダを作って、下記のようにファイルを配置した
vims(一番上のフォルダ。名前はなんでもいい)
|
|-vim
|-miniconda
|-home
| |-start_vim.bat
| |-vimfiles
| |-vimtemp
今回のメインであるhomeに配置したバッチファイル
内容は下記の通り
@echo off REM %~d0で実行ファイルの存在するドライブに移動 %~d0 REM %~dp0で実行ファイルの存在するフォルダに移動 cd %~dp0 REM 環境変数の設定 set HOME=%~dp0 pushd %~dp0.. set PYTHONHOME=%CD%\miniconda set PYTHONPATH=%PYTHONHOME%\libs set LOCALBIN=%CD%\bin cd %CD%\vim set VIM=%CD% path=%VIM%;%PYTHONHOME%;%PYTHONHOME%\Scripts;%PYTHONPATH%;%LOCALBIN%;%PATH% start gvim.exe
環境変数でHOMEを設定することで、vimだけがUSBメモリに作成したHOMEフォルダを使用する。
(他のWindowsのソフトは通常のユーザー名のフォルダを使用)
PYTHONHOMEとPYTHONPATHはdllとlibファイルの場所を指定するために必要。
system32にdllがないので、PATHも追加しておく。
この状態でvimを起動して
echo has('python3') 1を返す py3 import sys; print(sys.version) でminicondaの3.5.2と応答があった
PYTHONPATHをPYTHON_PATHとしたりするとpy3の実行時にvimが落ちて動かないので注意。
単純な違いだけに、原因を見つけるのに時間がかかった。
vimのパッケージ管理はvim8のものにした。
予めダウンロードしといてフォルダにコピーすればいい。
使いたいのは
\home\vimfiles\pack\mypack\start
にプラグインをフォルダごと放り込んでおいた。
mypackは好きな名前でOK。
遅延実行はstartをoptにすればいい。
大量に入れてないので、これでいまのところは問題ない。
このやり方でいっとき運用してみる。